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2021-11-19

作業環境に応じたあかりの使い分け

 

デスクのあかり

皆さんは、「あかりの使い分け」をされていますか?

日常生活では、食事の時間、仕事や学習の時間、おやすみ前のひと時、すべて同じ照明を使っている、という方が多いかもしれません。ひとつの空間に複数の照明器具を置くことが多い欧米の国々と比べて、日本のご家庭では照明器具の数が少ないように感じます。全体を照らす、天井からの照明だけで毎日を過ごすというのが一般的なのではないでしょうか。

DI CLASSEでは、リビングや書斎など、リラックスして過ごしたり、集中して作業したりするお部屋に、「プラスアルファのランプ」を取り入れることをおすすめしています。

メインの天井照明以外に、もうひとつランプがあれば、生活スタイルに合わせてあかりの調整が可能です。そうすることで、その時のスタイルに「より適した環境」へ、お部屋を変化させることができます。

これが、「あかりの使い分け」です。

あかりを使い分ければ、ご自宅での気持ちのオン・オフの切り替えもしやすくなります。リモートワークや学習に集中できる環境も、疲れた体をゆっくり休める環境も、あかりの工夫で作り出すことができます。

オンタイムは、ランプをプラスして手元を明るく

コロナ禍で、ご自宅でのリモートワークや、お子さまの自宅学習が増えたというご家庭が多くなりました。よく耳にするのが、「自宅での仕事は集中できない」「子どもの勉強効率が上がらない」という声。この深刻な問題、あかりの使い分けで解消できるかもしれません。

オンタイムのデスク

あかりの使い分けの第一歩として、まずは仕事や学習をするデスクの上に、デスクランプを取れ入れてみてください。

電球は、昼光色のものを使うのがおすすめです。電球の色は、電球色・昼白色・昼光色の3色が一般的です。これらの違いは「K (ケルビン)」という単位であらわす、「色温度」にあります。電球色は3,000K、昼白色は5,000K、昼光色は6,500Kと、電球色から昼光色に向けて色温度は上がっていきます。

色温度は上がるにつれて、あかりの色がオレンジ色から白色へ変わってきます。だから、電球色の電球はオレンジ色の光で、昼光色の電球は白い光なのです。

この電球の色の違いについては、

電球色のオレンジ色の光のような、色温度と照度が低い光のもとでは、副交感神経が活発になる(リラックスモード)。」

「電球色や昼白色の光に比べ、色温度と照度が高い昼光色の光のもとでは、交感神経が活発になる(仕事モード)。」

ことがわかっています。

交感神経は人の体を活動的にする自律神経系の一種。交感神経が活発になると人の体は緊張状態になり、物事に対する集中力は高まります。このようなことを踏まえると、白っぽい光の明るいランプで手元を照らせば、デスク周りは集中できる空間に変えられるということになります。

最近は暖色系の天井照明を付けているご家庭が多いですが、暖色系の照明は、仕事や勉強にはあまり向いていません。仕事や勉強をする時には、デスクランプを使って、デスク上だけでも白く明るく照らすことで、仕事や勉強に適した環境をつくることができます。

モダンに空間を照らす「Ferreo(フェレオ)」「Arles(アルル)」

とはいえ、デスクランプと聞くと、オフィスや学習塾にあるような、無機質なデザインを思い浮かべるかもしれません。

DI CLASSEのデスクランプは、そういったイメージとは、いい意味でかけ離れたデザインに仕上げています。照明はただ空間を照らすものではなく、インテリアとしてそこにあるもの。だからこそ、機能性とデザイン性の両方が大切だと考えています。

そうして生まれた照明のひとつが、「Ferreo(フェレオ デスクランプ)」
照らしたい場所をしっかりと照らすことができるコンパクトなフェレオは、シェード部分のカーブとマットな質感がレトロな印象。ヴィンテージ調のインテリアにもモダン調のインテリアにも合う、雰囲気のある形とカラーリングが魅力です。

フェレオデスクランプ

モダンテイストがお好みの方には、「Arles(アルル)」シリーズのデザイン照明を。
南フランス、乾いた直射日光がふり注ぐアルル地方。女性が被る帽子をイメージして作った大きめのシェードは、しっかりと空間を照らします。

このアルルシリーズでは、同デザインでデスクランプとフロアランプを揃えています。
デスクに向かう時には「Arles(アルル デスクランプ)」を、ソファやベッドで読書をする時には「Arles(アルル フロアランプ)」を。目的に合わせてお選びいただくことができます。

アルルデスクランプ

オフタイムは、今あるランプを間接照明に

ここまでは、仕事や勉強時の照明の使い方をご提案しましたが、リラックスタイムの照明はどう使い分ければいいでしょうか。

アルルフロアランプ

リラックスタイムの照明は、明るすぎないことが大切です。

天井の暖色照明だけをつけたり、天井照明を消してランプを間接照明としてつけたり。明るすぎない適度に暗めの空間で過ごすことで、心と体は自然と休息へ向かっていきます。普段は手元を明るく照らすデスクランプも、壁や下に向けて灯せば、部屋をぼんやりと優しく照らす間接照明になります。

フェレオもアルルもシェードの角度を調整できるので、空間の明るさを柔軟に変えられ、間接照明としても役立ちます。
ひとつのランプでも「あかりの使い分け」はできます。また、リラックスタイムの光には、明るすぎないだけでなく、暖色のオレンジ色の光が適しています。オレンジ色の光は副交感神経を刺激して、人の心と体を休息モードに切り替えます。

そのため、仕事用の明るく白い光のデスクランプとは別に、リラックス用のオレンジ色のランプを室内に取り入れ、光源の使い分けをおすすめします。例えば、ソファやベッドでの読書のお供にしたい「Arles(アルル フロアランプ)」には、デスクランプとは違う、明るすぎないオレンジ色の電球を使ってもいいですね。

仕事用のランプとリラックス用のランプがあれば、行動に応じたあかりの使い分けの幅は広がります。

あかりの使い分けで、メリハリのある毎日を過ごして

アルル デスクランプ、アルル フロアランプ

自宅で過ごす時間が増えた今、同じ空間の中でどうやって気持ちを切り替えるかということは、暮らしの課題のひとつです。あかりの使い分けは、自宅でのオン・オフの切り替えを助けてくれます。

大きなメインの照明を変えるのは大変かもしれませんが、小ぶりなランプなら、手軽に毎日の生活へ取り入れられます。すてきなランプを選べば、リビングや書斎に置くだけで、部屋の雰囲気もぐっと良くなります。

メリハリのある毎日、そして心地よい自宅時間を過ごすためにも、ランプを活用した「あかりの使い分け」をはじめてみてください。

商品部 関口

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