Hyggeなアートをインテリアに
東京入谷のディクラッセのギャラリー&ショップ、上の階には、オフィスとアトリエがあります。
アトリエには、商品の企画をしたり、プロトタイプの評価などを行うスペースがあり、ディクラッセのデザイン照明は、ここから生み出されています。
そんなスペースですが、ミーティングテーブル全部にキャンバスとパレット、アクリルガッシュが無造作に置かれ、画家のアトリエに様変わりする日があります。遠藤(Domei.m.e) がおもむろに画家エプロンをつける日です。
ディクラッセは照明メーカーですが、インテリアのためのアートシリーズとして、遠藤が描いたアートパネルもラインナップしています。
手描きのアートをもっと気軽にお部屋に飾って楽しんでもらいたい。そんな思いからスタートしたのが、このシリーズです。
縦横40センチのキャンバスは、厚み3.6cmのものを選んでいます。平たく無機質な壁に飾ったときに空間に立体感をもたせる目的です。北欧インテリアと融合する色合いで、シンプルな居住空間に合わせることを想定したものです。
アートパネルに描いた「ヒュッゲ」
これは、Hygge Hus(ヒュッゲの家)という絵です。
イェロー:春の陽射しにつつまれた、温かみのある家
ピンク:色づいた木々や果物、実りの秋色に包まれた家
ブルー:雪に閉ざされた冬、ヒュッゲな空気で満たされる家
「Hygge ヒュッゲ」とは、他の国の言葉にひとことで置き換えることのできない、デンマークの言葉。現地の人も「Hygge」を一言で表現するのは難しいそうで、その解釈はひとそれぞれなのかもしれませんが、キャンドルを灯したり、お菓子を焼いたり、家で家族と過ごしたり、といったシンプルな満足感や幸福感をもたらす居心地の良さ、といった感覚でしょうか。
ヒュッゲの時間 = 北欧インテリアに囲まれてゆったりと流れる心地よい時間、と言い換えても良いかもしれません。
北欧インテリアに奥行きをもたせる手段として、初めてのインテリアアートとして、やさしいオレンジ色の明かりと一緒に、Hyggeのアートをお部屋に取り込んでみてはいかがでしょうか。
商品部 関口